研究内容RESEARCH

研究について

食道をはじめとした消化器がんのみならず、固形がんに関連する基礎研究、がん薬物治療・内視鏡治療に関する臨床研究、レセプトデータなどを用いた社会医学研究を行っています。この3つの領域の医学研究を包括して行うことにより、がんの発生メカニズムの解明から、その予防、早期発見、治療成績やQOLの改善といった、がんに関連する様々な問題を克服し、がんで苦しむ患者さんを一人でも多く救いたいと考えています。大学院生や研修医は、これらの環境の中で、自分自身にあった分野を選択し、それぞれの分野で専門的な教育を受けることができます。またがんプロフェッショナル養成基盤整備推進プランにおける「次世代の抗悪性腫瘍開発を担う研究者養成コース」の大学院生も積極的に受け入れています。

5つの研究領域

多施設共同医師主導治験

  「切除不能進行再発食道がん及び胃がんに対する免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と光線力学的療法(PDT)の併用療法の有効性と安全性を評価する多施設共同第II相医師主導治験(NOBEL-ioPDT試験)」
症例集積期間 2023年1月〜。 登録症例数:80例。
研究概要 一次治療として免疫チェックポイント阻害剤(ICI)を含む標準治療を予定される進行・再発食道がん又は胃がんの方、および食道がん・胃がんにおいてICI単独投与後病勢増悪が確認された方を対象とし、ICI標準治療とPDTを併用したときの安全性及び有効性を評価します。

切除不能進行再発食道がん及び胃がんに対する医師主導治験について

当院では「切除不能進⾏再発⾷道がん及び胃がんを対象とした免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と光線⼒学的療法(PDT)の併⽤療法の有効性と安全性を評価する多施設共同第II相医師主導治験(NOBEL-ioPDT試験)(iACT-22002)」(jRCT2051220176)(以下、本治験)を実施いたします。

本治験の主な選択・除外基準は下記のとおりです。
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT2051220176

治験の参加には正確な情報を基にした適格性の確認が必要です。上記の選択・除外基準に沿って適格性を満たしそうでしたら、主治医の先生から診療情報提供-補助資料(NOBEL-ioPDT医師主導治験用)に記載いただき、
iopdt_toiawase@kuhp.kyoto-u.ac.jp NOBEL-ioPDT医師主導治験窓⼝にメールにてご連絡いただきたくお願いいたします。
そのうえで、来院いただく⽇時をご相談させていただきます。
治験の適格性を満たすかどうかの最終判断は、当院での検査結果等をふまえ、治験担当医師が⾏います。応募者多数の場合は、適格性を満たす場合でも治験へのご参加をお断りさせていただく可能性がございます。

なお、本メールは、原則、主治医の先生からのお問い合わせに対応しております。
本治験への参加に興味がある、話を聞いてみたいと思われる場合は、下記にて簡単な確認をしていただいた上で、
患者さん向け適格性確認フォーム
臨床研究相談窓口までご連絡ください。
https://iact.kuhp.kyoto-u.ac.jp/patient/consultation

その他、ご承知おきいただきたいこと
1.治験参加後は定期的に京大病院に受診いただくことになります。
2. 主治医からの紹介状なしの場合、初診料のご負担が増えますので、ご承知おきください。

NOBEL-ioPDT医師主導治験
治験調整医師
京都大学医学部附属病院 腫瘍内科 武藤 学
治験責任医師 玉置 将司
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54