研修及び専門医TRANING

内科専門医・総合内科専門医

プロフェッショナルな腫瘍内科医のキャリアパスに基本となる内科専門医・総合内科専門医 取得

がん薬物療法専門医取得にあたって必要な基本領域が内科専門医になります。がん患者さんは様々な背景・合併症を有していることが多く、また時として重篤な腫瘍随伴症候群に遭遇します。近年では免疫チェックポイント阻害薬に伴う免疫関連副作用への対応などより高度で幅広い内科的知識、すなわちGeneralistとしての素養が求められます。そのため当科ではがん薬物療法専門医のベースとなる総合内科専門医取得の基本研修を行っています。当科では、疾患にとどまることなく、患者さんに真に寄りそえるトータルケアのできるオンコロジスト育成を目指しています。

具体的な研修内容としては初期研修終了後、日本内科学会の専門医プログラムに則った3年間の内科専門研修を当院と関連病院で行います。新内科専門医制度では、経験した症例をJ-OSLERに登録して病歴要約を提出することが求められます。症例登録では学会が指定した56疾患160症例が必要ですが、これは新制度が始まる前と比較すると非常に幅広い疾患であり、多くの場合で症例集積のために他科をローテートする必要が出てきます。一方で当科の研修では臓器横断的ながん診療に加えて、がん関連諸症状に日常的に経験するため比較的順調に症例集積が可能です(下図参照)。また大学病院の特徴を生かして不足した症例に対しては他科ローテートも行うなどの柔軟な対応が可能です。内科専門医取得の際には上記に加えて学会での症例発表もしくは論文発表が必要となりますが、当科の場合多くの指導医により十分なトレーニングを受けることが可能です。内科専門医取得後さらに3年間の研修後に総合内科専門医取得が可能であり、がん薬物療法専門医と併せて将来的にがん薬物療法を指導的立場から行える立場としてのキャリアを築いていくことが可能です。

プロフェッショナルな腫瘍内科医のキャリアパスに基本となる内科専門医・総合内科専門医 取得

内科専門医・総合内科専門医

戻る