研修及び専門医TRANING

学生(卒前研修)

到達目標及び到達目標

当科の卒前研修の目標は、がん薬物療法の原理・原則を習得することです。そして、代表的な抗悪性腫瘍薬の作用機序や代表的な有害事象について理解し、それらに対する基本的な支持療法・緩和療法の習得を目指します。さらに、がん患者・家族とのコミュニケーションや多職種連携の実際を経験し、学習者の実践に取り入れる方略について、考察を深めてもらいます。
特に京大病院の腫瘍内科は、最適ながん薬物療法を患者さんに実践する上で院内の多診療科連携マネジメントのリーダーとしての機能を有し、その実際は大腸・食道がん等のユニットカンファレンス(治療方針などを決定する多診療科合同の会議)に参加することで経験することができます。また、先進医療の開発・研究において、様々な治験・臨床試験に参加する症例やがんゲノム医療、トランスレーショナルリサーチなどの実際についても、経験することができます。

指導体制

教員が持ち回りでレクチャーを担当しつつ、担当患者を割り振り、実際の診療を経験してもらいます。レポートでは、担当症例を端的かつ的確に要約し考察を深めてもらい、担当教員等と密にやりとりしながら、一つの症例からできる限り多くの事柄を学び取る経験をしてもらいます。

9:00~ オリエンテーション・患者紹介・患者情報収集・Summary作成
13:00~14:00 がんの生物学レクチャー
15:00~ 症例検討会/教授回診
10:00~11:00 遺伝性腫瘍について
患者情報収集・Summary作成
病棟で担当教官が質問対応等
16:00~ 大腸がんユニットカンファレンス(自由参加)
17:30~ クリニカルシーケンスカンファ(自由参加)
8:00~ 食道がんユニットカンファレンス(自由参加)
9:30~10:30 がんゲノム検査とは
患者情報収集・Summary作成
病棟で担当教官が質問対応等
15:00~ 症例検討会/教授回診
9:30~10:00 臨床試験とは
10:00~10:30 BedsideTeaching
13:00~15:00 緩和医療科レクチャー
9:30~10:50 腫瘍内科講義
患者情報収集・Summary作成
病棟で担当教官が質問対応等
13:00~13:45 サイエンスレクチャー「がんの起源」
14:00~ 総括

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