患者・ご家族の方PATIENT

ごあいさつ

ごあいさつ

当科のホームページを閲覧頂きありがとうございます。当科は2013年4月に新設された新しい診療科です。 がんに対する治療は、「外科治療」「抗がん薬治療」「放射線治療」「緩和治療」「内視鏡治療」と多岐にわたり、これらを上手に組み合わせた「集学的治療」が治療成績向上に重要です。また、治療に伴う副作用に対する「支持療法」も進歩し、これらのマネージメントが治療継続にとって極めて重要となっています。この中で、当科は、「抗がん薬治療」を中心とした「集学的治療」、そして低侵襲治療または緩和医療を担う「内視鏡治療」を担当しています。 さて、京大病院では、国立大学では初めてとなる「がんセンター」を2007年に設立し、診療科・職種横断的ながん医療を実践しています。当診療科は、京大がんセンターの円滑な運用と安全かつ確実ながん薬物治療の実践を担う診療科として設立されました。がん薬物治療はリスクも伴うため専門的な知識とチーム医療が極めて重要です。当科では、京大病院がんセンターにおけるがん薬物治療がどの診療科においても安全かつ確実に実施できるよう支援しています。

当診療科の担当するがんの種類は、消化器がん(食道がん、胃がん、小腸がん、大腸がん、膵臓がん、胆嚢がん)、肺がん、縦隔腫瘍、頭頸部がん、原発不明がん、希少がんです。 私たちは、それぞれのがんに対する薬物治療を、関連する診療科(外科、放射線科など)と必ずカンファレンスを行った上で治療方針を決め、最良の治療ができるよう努めています。また、看護師、薬剤師、放射線技師などとも密な連携をして、患者さんが安心して治療が受けられるようにしています。

また、新しい治療開発も行っておりますので、臨床試験に御協力をお願いすることもあります。これは、現時点での最良の治療がこれまでの臨床試験の結果もたらされたことであることから、よりよい治療を社会に還元するために必要なことなのです。もちろん、臨床試験に参加していただいても、通常の治療を受けられても、私たちが最良の医療を提供することには変わりありません。私たちは、患者さん、そしてご家族が安心して治療が受けられるよう最大限努力しますので、何なりとご相談ください。一緒にがんばりましょう。

京都大学病院の地図はこちら